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さて

ベトナムで所持金もなく謎の土地で呆然とする私。

とりあえずバスに乗ろうと大雨の中、近くのバス停に走り出す。

バス停には、大学生くらいの女の子がいました。

私は、ホテルで貰った地図を見せながら、

「ここに帰りたいんだけど、このバスでOK?」

と聞いてみました。

女の子は少し悩みながら

「●☆&%!~==↑」

と、言いました。

はて

そうです、お互い英語が母国語でないのです。

私は彼女の笑顔をみて、

このバス停でいいんだな、とそのままバスを待ちました。

5分後

彼女がもう一度話しかけてきました。

双方身振り手振りで必死のコミュニケーション

その結果

このバス停じゃないらしいわ。

あっちだよ、と教えてもらったので

ありがとう、と別れを告げ、

とにかくその方向に、ダッシュ!!!!(※大雨です)

ダッシュの最中、ある建物が目に入る。

BANK…!!!

はっ!!!!

銀行…!!!!

換金…!!!!!

そうです、ベトナムドンはありませんが、

私は日本円を持っていました。

びちょびちょのまま、銀行に突入する謎の外国人。ジーザス。

しばし張り詰める行内。

ベトナムの銀行は、窓口のお姉さんたちも私服勤務でした。

それでも私がベトナムで観た景色の中では

もっとも規律正しく、安心できる場所でした。

ここで無事日本円を両替し、ほっと一安心。
(最初の空港レートよりだいぶ良かった。)

しかし、やはり、外は雨。

私はバス停目指してとにかく、走る。

ベトナムには道に警察官っぽい服を着たおじさんがたくさんいるのだけれど、

「BUS???」

と聞いても鼻で笑われただけだった…(通じてないっぽい)

BUSもダメなのか…

絶望しているところ、目の前にバス停らしきものが。

おお。

ようやくバス停で雨をしのぐと、
中学生くらいだろうか、大きな眼鏡をかけた学生服の男の子が
何かを食べている。

「英語分かりますか?」

「少し」

彼との間でそんな会話したあと、

ホテルへの帰り方を尋ねると、

ここにくる20番というバスに乗りなさい、

と教えてもらった。

「ありがとう!あなたも同じバスに乗る?」

と聞いてみたところ、

「NO」

理由は聞き取れなかったのだけど、

おそらく彼は、雨宿りのためにバス停にいるようだった。

10分後、

それらしきバスが近づいてきた。

ああよかった。これでやっと帰れる。

そんなことを思いながら悠長に構えていると、

眼鏡の彼がバス停から思い切り身体を乗りだし、

雨に打たれビチョビチョになりながら

手をあげ、必死にバスを止めようとしてくれていた…

あまりに感動して、

「ありがとう」

とにかくそう伝えたい私をよそに

彼は

「早く乗れ!!!!」

と言わんばかりに私を車内に押し込んでくれた…。

バスに乗り込み、5000ドンを支払う。

雨の街をぐんぐん進み、

ついに教えてもらったバス停に着いた。

慌てて降り、雨を避け急いで店の軒先で、雨宿り。

え~っと。ここからどっちの方向にホテルがあるんだろう。

同じく雨宿り仲間の隣のお兄さんに、

地図を指さして聞いてみた。

しばし考えてくれたお兄さんは、

「この道をずっとまっすぐ、うん、まっすぐだよ!!」

と教えてくれた。

ホッ…

雨が少しやんだら、歩き出そう。

そう思い、じっと待つ、お兄さんと私…。

5分後

10分後

一向にやまない。

らちがあかない、行くしかない。

そう決めた私は、

お兄さんに別れを告げ、

軒先を飛び出しだ。

水たまりを避けながら、ホップステップ進んでいく。

ときどき少し足を止めて、

やっぱり地図を見ながら。

う~んと迷いながらペースを落としていると、

後ろから声が。

「Follow me!!!!」

それはこの旅で一番、はっきりと聞き取れた英語だった。

お兄さんについて進んでいくと、

あっ。

ホテルを出るときにいつも見ていたお店がある…

ここで曲がれば、いつもの道だ!!!!

「カム オン!! カム オン!!!」
(※カムオン=ベトナム語でありがとう)

ありったけの感謝の気持ち、
伝える言葉が

ひとつしか分からないことが

悔しかった。

それでもどうか、

本当にありがとう という心が伝わるよう

精一杯の笑顔を添えた。

無事ホテルに到着し、

ビチョビチョの服を着替え、

今日あったことを思い出していた。

当たり前だけど、

ひとりの印象で全部を語ることなんてできない。

こんなにもベトナム人の優しさに触れることが出来て、

いまとなってはあのガイドに感謝さえしたい。

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コメント

  1. ラムネ より:

    読んでじーんとしちゃいました。
    こなすさんが勇気を出してベトナムへ旅立ったからこそできた、素敵な経験だと思います。
    ひとり旅してる時って、周りの人や起きた物事に対してすごく敏感になりますよね。
    わたしはその感じが好きだったりします。

    • yuruol より:

      敏感になるって、たしかにそうですね!!!そういう良さがあったんですね(^^)また行きたい。