祖母の認知症が進んでいます
↑2015年時点でも、もの忘れかなりあったのですが。
祖父も亡くなり、田舎の家でひとりでいられないので
普段は施設で暮らしているのですが、
お正月なので我が家で過ごしてもらいました。
~症状~
・もともとお洒落な人だったのですが、化粧やヘアカラーを一切しなくなり、すっぴん白髪。
・お風呂に入りたがらず、入っても顔や頭を洗うことを拒否するのでフケがひどい。
・「さびしい。」「助けて。」と頻繁に言い、人の近くにいたがる。何か話をしろと言う。
・常にご飯を求めており、炊飯器を勝手に開けて手づかみで食べようとする。食事の際は何度もおかわりする。
・排泄が間に合わない。
・カバン、財布を何度も探す。(そもそも必要ないのですが)
・寝る、と言って横たわった30秒後に起き立ち上がろうとする…の繰り返し。(全般集中力がなく、○○をする!と言った直後にもう放り出す。)
・家族がいつ帰ってくるのか1日に60回くらい尋ねる
・家族の姿が見えなくなると探し出す
などなど。
よく喋る人で今も気が強い半面しきりに寂しがり、
かなり太っているので立ち上がるのも立ち上がらせるのも割と大変。
何度も何度も炊飯器を開け、ごはんをくれと言って聞かないのを毎回静止して、
もう嫌になってきました…
ちなみに昔の祖母と変わっていないところもあります
・家事好き、整理整頓好きだったので、流しに洗い物が溜まっていると片づけている(ここは祖母の家ではないのですが)
・ゴミは結んで小さくしてから捨てる
・神社参拝時の正式な手の合わせ方を教えてくれる。(片手は指一本分降ろす)
・私のマニキュアを塗る
・紅白に出ている嵐:大野くんを見て「大ちゃん…」と言う
・好きだった緑色の服を着せてもらって喜ぶ
人間から理性がそぎ落とされていき、
本能がむき出しになっていく感じ。
その中でも長い時間をかけて培われた(もしくはかなり最初から兼ね備えられた)
”その人らしさ”みたいなものはまだ残っていることに感心します。
しかし、一瞬も目が離せず気が休まるときがなく、
今年のお正月は、実家よりむしろ東京のひとり暮らしの家に帰ってから
やっと休めるな、、という感じ。
年末年始だけでもこんな疲れたのに、
ずっと介護するとなるとそれこそ、
その期間の自分の人生は全て捧げる覚悟ですね。
今の施設は、本当は認知症の人は入れなくて
これ以上症状が進んだらもう出ないといけないとこです。
みんなどうしてるんだろう…。
はわ~疲れた。
コメント
こなすさんはじめまして。いつもブログを読んでいますが初めてコメントします。
私の祖母も認知症でこなすさんのお祖母様とほぼ同じような症状です。
ご飯を手づかみで食べたり排泄が間に合わなかったり就寝後もじっとしておらず動き回ったり…など年末年始のこなすさんの疲れや苛立ちを思うと心中お察しします。
認知症の症状が進み施設を出なくてはいけなくなったら日中だけ施設に預けるという方法があります。私の祖母も朝~夕方まで施設で過ごし夜だけ家にいる状態です。少しは負担も減るかと…
あさのさん。
感情に任せて書いてしまった記事に、心優しいコメントありがとうございます。
高齢社会で認知症のお年寄りはどんどん増えているのに、他の人はこの問題にどう向き合っているのかなあ。。と不思議でした。
お昼間だけだと、認知症でもサポートしてもらえるんですね。とても気が楽になりました。どうもありがとうございます。