着いた。
この旅一番の難関かと思われた
クアラルンプールでの高速トランジットを難なくクリアし、
機内食を2度食し、
How to be singleを鑑賞し(英語なので全然分からない)、
お手洗いには二度行き、
時刻は夜8時、
ついにベトナムへ~~!!
長旅を終えた安堵感と疲労で、
一刻も早くホテルへ…
と思う私を待ち受けるもの、それがトランクの受け取り。
でも大丈夫。
私はこの旅で、
人生初めて
100均にて
スーツケースに巻き付けるバンド(名前が分からない)
を購入し、(クソダサいやつ。でもしょうがない。100円だもの。)
没個性である真っ黒スーツケースに巻き付けておいたのだから…!!!!
よしよし、これで
(あ…あれ、私のかな?)
↓
近づく
↓
あ、ちゃうわ
↓
後ずさる
↓
(初めに戻る)
の轍を踏まずに
クールでスムーズな荷物の受け取りが可能だわ!!!!
さあ来い、私のスーツケースwithクソダサい100円のバンド!!!!!
…
…
・・・
あれ…来ないぞ……??( ^ω^)
周りの外国人たちが次々と荷物を引き上げていく中、
私の荷物は待てど暮らせど来ない…
これはもしや…
噂には聞いていた
ロスト・バゲッジというやつでは無いか……???????
ロストバゲッジ…
数年前、ミランダカーが
ウェディングドレスを入れたトランクをロストバゲッジされたと激おこぷんぷんな事件があったなあ…。
正直、私のスーツケースなんてミランダカーのウェディングドレスに比べれば
どうぞ燃やしてください、といわんばかりのボロきれのような服しか入ってないのだけども。
あ、でも唯一アップルペンシルが失われるのはちょっと痛いな…
あれ、二万くらいしたし…
とくるくる考えていたが
そろそろ限界、ラチがあかん、となり
空港のカウンターに訴える
「I cannot find my baggage!!!!!」
(英語あってるかは知りません。伝わればオッケー!たこやき♥)
ああ、それならあっちに行って、
といくつかたらい回しにされた挙句
「まだ着いてないね~次の便で来るみたいだから、あと1時間後にここに来て」
との回答を得る。
あ~。
私乗り継ぎしたから。
私の身体は間に合ったけど、
私の荷物は乗り継ぎに間に合わず、
次の便に乗せられたのね…
1時間…何しよう…と悩みぶらぶらして、
空港の外のカフェでコーヒーを注文。
図らずも、初めてのベトナムコーヒーを味わうこととなる。
ベトナムコーヒーは
コンデンスミルクを入れて飲むのが特徴で
そのお味は
黒糖のようなコクのある香ばしい甘さがあり、
とっても美味しいです。
氷をじゃこじゃこに入れられるので
すぐ飲み終わっちゃうけど。
しかしベトナムは、
夜だというのにあっちいなあ…
とたまらずまた空港内に避難。
(ちなみに外から再度空港内に入るには
いかつい警備のおじさんをくぐり抜ける必要があるので、
荷物を待ってるんだ!!と英語で必死に説得。)
ようやく1時間が経過し、
またもカウンターに行くと
「Not yet!!!」
1番レーンに流れてくるはずだからあっちで待機して待ってて、とのこと。
はあ~~
疲れたよ~~
てか夜遅くなると危険っぽいのでイヤだよ~~~
と思いながら
空港の隅のベンチでうなだれる。
そこには私と同じように荷物どっかいった組が。
アジア人のぽっちゃり男性と、
アジア人のイケイケカップル…
んーー
どっちも私と同じ便で、乗り継ぎ時に遅れたのだろうか…
けどあのカップルのお兄さん
イケイケでタトゥー入ってるし、
G-DRAGON??
日本人ぽくないな…日本人じゃないのかな…
ぽっちゃり男性もどちらかというと中国人風な感じだな~……
…とヒマをつぶすことさらに1時間、
ついに1番レーンに荷物が流れてくる!!!!
…
…
こ…来ないぞ…( ^ω^);;;;;
いつになっても私のスーツケースwithクソダサい以下略がお目見えしない。
せっかち大魔神のワタシ、
ついに我慢が出来なくなり
またもカウンターに。
訴える。
荷物!!!まだ!!!!!
やれやれといった顔の職員、
オーケー、そこで待ってて、と探しに行ってくれることに。
ああ…
早く…
ここを出たい…
呆然と立ち尽くす私の背後から
突如叫び声が聞こえる。
えっ…と
あっはいはい
アイアムジャパニーズ。
その声は
先ほどのG-DRAGONだった。
「荷物、待ってたら僕らの流れてきたんで、多分1番にあると思いますよ!!」
と教えてくれた。
そう、彼はG-DRAGONなどではなく
日本人だったのだ…そしてすごく優しい…(あとかっこいい。)
人は見た目によらず。
タトゥーはG-DRAGONにあらず。
無事に私の荷物は発見され、
やっとのことで空港を出れることになった。
ああ。
なんか人のやさしさにふれた気がする。
どうか。
どうかあのカップルに旅中イヤなことがありませんように。
幸せばかり訪れますように。
そう願いながら再度お礼を言い、
私はタクシーに乗り込む。
ちなみにベトナムのタクシーは
本当にトラブルが多いらしく、
空港から乗る際は事前にきっちり価格交渉をしておくか、
タクシーチケットを先に買っておくのがいいらしい。
だいたい800円くらい(16万ドン)が適正料金だそうですが、
私は1100円(22万ドン)との金額を提示されたのでその値段でチケットを買いました。
若干ぼられてるけど値段下がらなかったしまあいいや。
そして乗り込んだタクシー、
運ちゃんがチラチラとミラーで私の方を見ては
ニヤニヤと話しかけてくる。
片言の英語で会話する私たち。
「どこから来たの?」
「ホテル、3泊1万円?あんまりいいとこじゃないねー」
「海外?行ったことあるよーベトナムに!(ベトナムはここです)」
そして彼が窓の外のレストランに向かってしきりに
「イーフー!」
「イーフー!!!」
というのですが、
イーフーって何?????
っと混乱し、
意味不明なやり取りを繰り広げた結果、
「eat food」
だと判明しました…
イートフードね、、、たしかに、、そこレストランだしね、、、。
陽気な運転手で、
あっ。この国。ちょっと楽しいのかもなーと。
そんなことを思いながら
ホテルで眠りについた1日目でした。
(今思えば、タクシー運転手で楽しかったのはこの人だけだったのでチップ渡せば良かった。最初だからわかんなかった。)
そんなこんなでベトナム一人旅、続きます!
つづきはこちら↓
コメント
何だか楽しい旅日記ですね。
次回も引き続き楽しみ~♪
タクシーの運転手さんのボケ最高ですね(笑)