シンデレラの靴だったかもしれない

昨日の話だから昨日あげたかったけど
昨日はなんか疲れてずっと寝てた。

昨日は学校で、最終制作のwebサイトをひとりずつ皆の前で発表した。

最後の先生の講評で、
ソースの間違いがすごく多い例として私の作品が取り上げられてた。

うむ。悪くない。
悪くないよ！
※ソースっていうのはwebサイトを構築するための言語みたいなものです。

そして自動的にソースコードを点数化してくれるリントってとこに
私のサイトのコード入れたら

「－１０８点」

って出た。

えっ。何何。何そのシステム。
底どこなん

氷点下バンザーイ
ってことで
帰る。
ちなみにみんなは打ち上げ飲み会的なのをしてるみたいでしたが
我は帰るぜよ

途中チョコ買って
食べながら帰る。

買い食いのときって何かしら自分に対して言い訳するんですが
金曜日の定型文→「今日は金曜日で一週間頑張ったから」
現金収入の定型文→「臨時収入入ったから」
安ランチの定型文→「お昼ご飯安かったから」
いずれも使えなかったため、
本日は「発表終わったから」に決定！
よし！問題なし！

ずんずん歩いてたら
巨大キャベツに出くわす

ハロウィンにどうぞて。
ハロウィンの通例はカボチャですけど。
キャベツくりぬいてもくりぬいても葉っぱあるからあーゆうの作れませんけど。
あーゆうの。なんて言うんですか。あーゆうの。中に灯りいれるやつ。ランタン。（←それ）

そしてどうぞと言うわりには強気な価格設定のため
そうすんなり「どーも。」とは言えませんな

またしても
ずんずんずんずん

と歩くと

目の前に

すっ・・・・

とキャメルの財布がたたずんでいた。

落ちているというよりは
本当に、たたずんでいるという感じだった。

ただたたずんでいるだけなので別に拾わなくてもいいかなと思ったけど
私のような善良な市民以外の人に拾われたらキャメルが可哀想と思って

拾った。

なんか財布から持ち主の上品さが伝わってくるような、そんな財布だった。
ああ私はこの財布を拾うために今日飲み会を欠席したんだ・・・。

私の家は交番が近いのだ。

交番にひょっこり顔を出してみたが
ポリスマンはパトロールにいそしんでおり、不在だった。
明かりだけが煌々とついていた。

私にはいつ帰ってくるか分からないポリスマンを待ち続けるほどのいじらしさがないので
机の上の紙に書き置きをして、財布を置いていった。

家に帰って、今日はかぼちゃを蒸して食べる予定だけど
お腹がすいてたのでとりあえず、と思って
冷やごはんをチンして生卵やらいかの塩辛やらをかけて食べた。

携帯のラインには真っ最中の飲み会の写真が続々とあげられている。
卵かけごはんを食べながら無駄に拡大などして見ている姿、
知られたくないなあと思った。
いや、別にいいけど

でお風呂に入ったら電話がかかってきたの。

ポリスからね。

「財布の持ち主がもうすぐ来るんですけど、お礼もらえる権利をどうしますか？」
ってすごく聞き取りにくい雑音のなか言われた

お金なんてもらえると言われて欲しくない人はいないでしょう
お金をもらえる権利を放棄するときなんて
そのお札が尋常じゃなく汚くて
例えばゲロまみれで触りたくないとかそんくらいでしょ

そう、ポリスは野暮

しかし次のひとこと

「あなたの住所教えるから持ち主と相談してね。」

って

やだやだやだ

私今お風呂上りですし
パジャマですし
あとお礼の金額を、くれる人と相談するっていう気まずすぎる会合やだやだやだ
「えっと・・・じゃあ・・・2000円くらいでいいですかねえ・・？」
「ぁっ・・・！！！はあっ・・・！もちろんでございますっっ・・・！！！！」
って首をぶんぶん縦にふるの目に見えてる

というわけで
お礼をもらえる権利というよりは
風呂上がりに見ず知らずの人と気まずい会合をするという義務を放棄した私は

「いりません。（キリッ」

風呂上がりの自由を数千円で買ったんだなあ　みつを

でも
もしも。

もしも落とし主が白馬に乗った王子様だったら・・・
（私は財布を拾ったことから始まった恋を知っています）

お金なんかよりそれの方が痛手・・・
と思いながら一日を終えました。
（持ち主は男の人かどうかも分かりません）

私の一日、なかなかでしょ？