熱の日の記録

４月は久しぶりに熱で寝込んだ。

前の晩寝るときにうっすら寒かったのがいけなかったかもしれない。

土曜日に起きて不調を感じ始めてまず、
ちゅるんとしたものを食べた。
たまご豆腐とこんにゃくゼリー。

というよりも何も作る気力が無く、
冷蔵庫を開けてそのまま食べれそうなものがそのふたつだった。

横になって
岡崎体育のＭＵＳＩＣＶＩＤＥＯなどを観ていたが、
いよいよしんどくなってきた。

全身の皮膚で目玉焼きが焼けそうなくらい熱い。

しんどいときに目にしたものは
嫌な感覚とセットで記憶されて
不本意に嫌いになってしまうことがある。

岡崎体育のことは嫌いになりたくなかったので観るのを辞める。

二階に行く。
横になる。

頭が割れそうに痛い。

熱のときに見る悪夢は、毎度同じ。

ぐちゃぐちゃしたもので夢を塗りつぶされてしまう。

それが何回も続く。

大変気持ちの悪い感覚。

思えば小学生の頃、
学校に行きたくなかったのでよく仮病を使って休んでいた。

私は悪い子どもだったので
父親が休みの平日を狙ってしんどいフリをした。

体温計を床暖房に押し当てて温度を上げたこともある。

大人になって思うことは、
別に風邪で会社を休みたくない、ということである。
というわけで
月曜には出社できるよう、とにかく治れ、治れ、治ってくださいと念じながら寝る。

変わったなあ、私・・・

薄れゆく意識の中でそう思った。

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