自習室ですることは

ゆるギャル
ゆるギャル

高校時代は学校と部活を終えるととりあえず塾の自習室に向かう。

ポイントは自習室に”行く”ことであって
自習をすることではない。
今日も自習室に行けた・・・!それだけの事実が私を安心させていたのである。

駅について、コンビニを過ぎたあたりが分岐点で、
塾に行くか?はたまた家に帰るか?
の選択を日々迫られていた。

自分を律して塾に向かわせるために、
私は試行錯誤した。
ある時期なんかは
塾に行けた日はブログタイトルの語尾に〇、
自分に負けて家に帰った日は×をつけることをルールにしたり・・・
(まあ毎日×がついていたところで何のペナルティーも発生しないんですけど)

そうだから私は自習室の空気を吸えればそれでよかったので、
よく寝ていた。
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隣を隔てる仕切りがついた静かな空間・・・
この場所でする最適な行為に睡眠以外あるだろうか?(勉強や)

こんな感じで思う存分寝れれば最高だったんですが。

やつは突然訪れる
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この部屋の守り神またの名を塾長。(まあまあ若かった)

かれはまるで私の睡眠サイクルを把握しているかのように、
睡眠の心地よさが最高潮に差し掛かった頃にひっそりと訪れ、
私の肩をポンポンするのである。
眉間に寄せたシワとともに・・・・

月謝払ってんだから
好きにさせてくれ、若造よ・・・!

あるとき私は塾の自習室で
熱心に腕の毛を抜いていた。
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勉強しているとき、
腕や手のムダ毛は非常に目につくもの。

憎らしいムダ毛たちを毛抜きで一網打尽にする作業に、
私は没頭した。

(果たして私は学生時代に一体何本の毛を抜いたことか・・・)

しかしまたしても私はヤツの気配を感じた。

とっさに振り返ると、

守り神が私に背を向け、ゆっくりと帰っていく姿が・・・

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呆れられるって怒られるよりも悲しいんだな・・・・・
でも腕の毛を必死で抜いている女子高生に
私だってなんて声かけていいか分からないや・・・

若造の心中を察し、
申し訳なくなった高2の秋でした。

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机に突っ伏して寝るスキルは相当鍛えた→@yuru_OL

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コメント

  1. こなす より:

    >ふとめの猫さん
    今も昔も睡眠は譲れません♪(・▽・)
    >ぞさん
    それはそれは!わかりました~♪
    お気遣いなく!(^▽^)ありがとうございます☆

  2. より:

    ゆるギャルちゃんかわええ(^o^)
    絵と文章に惹かれてこなすちゃんを勝手にフォローさせてもらっています!わたしのアカウントは家族にしか公開できない(下らなさすぎる)内容なので、一方的でごめんなさい/ _ ;
    更新たのしみにしてます♡

  3. ふとめの猫 より:

    激しく同感・・・寝かしといて欲しい!
    が、授業中・・・教師に「起きるな寝てろ、お前が起きると五月蠅い」と言われて居たなんて自分の子どもにはカミングアウトが出来ません(笑)。
    高校時代は、寝てるか小説を読んでいました。