シール交換の思い出

小学生女子と切っても切り離せないこれの思い出話

シール交換。
集めたシールをシールノートに貼っていきます。

妹と一緒にバレエを習ってたんですけど、
レッスン終了後にいつもシール交換タイムみたいなのがあって。

私たち姉妹は真剣にやっていなかったのもあって、
バレエがへたくそだったんですけど
比例するように持ってるシールも貧相・・・。

親の名誉のために言えば、
シールを買い与えるお金が無かったというよりかは
そういう教育方針だったんだと思うんですけど。

1つ年上のきりこちゃんって言う子がいて、
バレエがめちゃくちゃうまくて、
なおかつシールノートもパンパンで、
可愛いシールばっかりで。
きりこちゃんのシールノートはキラキラ輝いて見えました。

でも当然のごとく、
私たちのようなへぼいシールとは
なかなか交換を許してくれない。

シール交換は慈善事業ではなく真剣勝負なので
各々の家庭環境は情状酌量されません。

私たち姉妹は
シールの質は無視して
量で勝負するしかないと思って
バナナについてるシールとかまで
血眼になって収集してた・・・

粘着性があれば何でも良い的な思想

で
さらに、
シールを買い与えてもらえないなりに
必死になって知恵をはたらかせて
ついには自分でシールを作り出すという手段に。

0円で、自分の欲しいままのシールが手に入る！！
（ただしめっちゃ黄ばんでる）

大人は笑うかもしれないが
この自作シールが大ヒットで
きりこちゃんから好評を博す

そしてなんと
きりこちゃんをはじめとしたバレエ教室のメンバーが
次々にセロテープでシールを作り出すという
一大ムーブメントまで巻き起こった。

貧民が知恵を絞って富豪に上り詰めたような、
そんな達成感がありました。

大学生になってこの話を友だちにしたんです。
そしたら大うけで、実物を見たいというので
家に眠っていたシールノートを大学にもっていったら
表紙に父親の手書きで「ハムちゃんシールノート」て書かれてて
さらに馬鹿にされました・・・

お父さんどんな気持ちでこれ書いたのかなー
と10年のときを経て思った。

**********************************************
また集めたいです、シール。→@yuru_OL