嫌いと言うのも優しさなのよ

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一度、大学のはからいで
ゼミの友人たちと一緒に集団の模擬面接をしたことがあります。

面接はただでさえ手前味噌な自慢大会で、
集団面接なんてそれを面接官以外のライバルにもさらすわけで、
ましてや友人に見られるとは・・!!

に・・・逃げ出したい・・・・・・・

可能であれば
面接スキルの向上よりも
その場の恥ずかしさから逃れることを選択したい・・・

そんなダメ就活生の模範のような私の思いもむなしく、
しぶしぶ参加・・。

やってみて、
驚きました・・・

友人Yちゃんの、舞台女優ばりの声の張り・・・!!!

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びっくりした。
本当に演劇かと思った・・・

なんだろう・・・
「ぇ~皆の前で自己アピールとか恥ずかしい~・・・」
ともじもじしてる自分の小ささに逆に恥ずかしくなったというか・・・。
(というかそもそも私には
恥ずかしいといえるほどの自己アピールが存在していない)

Yちゃんのそれには照れなんてケッペンも感じさせず、
(見てるこっちが若干動揺してましたけど)
そして”模擬”面接だからといって
手を抜くこともない、
もう面接に対する気概が私とはまるで違ったのです・・・。

そしてそんなYちゃんは、
桜が散るよりも早い時期に
超高倍率を勝ち抜き
希望のテレビ局に内定したんです。

他にも大学の先生からは、
「自分の面接の様子をビデオで撮って見ると
次の面接では絶対に何かしら改善してる。」
との金言をいただいてましたが、

はい、
分かりますよ・・・

おっしゃってることは
分かりますが・・・

自分の喋ってる様子を動画で見るなんて

絶対嫌だ

頭では理解してても体が拒否するというか・・・
内定よりも、
一時の嫌悪感がまさってしまうんですよね・・ダメ就活生的には。

そんな私は、
桜が散ってもなお
内定なんて幻で、
こんな面接を繰り広げる日々でした

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教訓:よそ様の企業のこと「危ない」とか言っちゃダメ

優しい面接官で良かったです・・・。

ちなみに4月も半ばになってくると、
既に複数内定を持っている学生が
「どーちーらーに
しーよーうーかーなっ」
と就職先のよりどりみどり状態を形成すべく
依然選考を続けてたりするんですが、
そういう人たちってもともとのスキルの高さに加え
危機迫ってない余裕がさらに内定を生む気がします・・・
雪だるま式とでも呼びましょうか。

そんな雪だるまたちに内定の枠を次々取られていき、
私の受信BOXはお祈りメール※で溢れかえっていた。

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※お祈りメール・・・企業から来る不採用通知の末尾が必ず今後のご多幸を祈っていることから付けられた就活ワード。



自分の幸せを祈られてるのに
こんなに嬉しくないのは
あとにも先にもこのときだけであろう

ちなみにこの↑画像は
就活当時実際に来た不採用通知メールの末尾を切り取って作成したのですが、(暇か)
メールを掘り返す度に当時の切なさが込み上げて少しブルーな気持ちになりました

あと、お祈りにも意外とバリエーションが存在することを
今更ながら発見(どうでもいい)

余りに丁寧な文面が逆に悲壮感を増幅させます……
(お祈りメールって
恋人間の「好きだけど別れましょう」
になんか似てる気がする)

さて、そんなご多幸ばかり祈られまくる幸薄就活生の今後は
次回に続きます。

では今日もこれで

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「はい、私タイムキーパーします」

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続く

プーの覚醒
就活シリーズ(↓過去記事はこちら) 4月が終わりに近づいても 一向に内定をもらえる気配が無かった...
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コメント

  1. ちっち より:

    「勇気」と「度胸」はつよいのです(笑)とくに面接では力をはっきします、あと「とにかく頑張ります!!」とか漠然としたワードが、、でも「危ない」はすごく貴重な意見だとおもいます!!そうゆう危機管理をしてくれる社員は会社にはひつようだとおもうので(^_^)勇気と度胸より大事かも、、危ない(*^^*)

  2. panhead より:

    一時期人事にいたことがあります。
    学生さんもそうですが人事担当者も不適格者がいます。私のように。
    当時は携帯やメールが存在しなかった代わりに個人情報ダダ漏れだったので、学生さんの自宅の電話番号リストを買って、電話してました。これが嫌で嫌で・・・
    もちろん、面接するのも大嫌い。口実作って上司に押し付けてましたが、小さな会社なのでそうもしていられなくて、会社の紹介をして履歴書だけ受け取るということはしました。でも、自分が人を選ぶなんてできませんでした。下っ端だったから採用の判断を下す必要がなかったから本当に良かった。
    なんか、すごく長くなりそうなので一つだけ。
    お祈りメールは出す方も辛いです。私の居るような会社でも、採用枠の数倍の応募がありますから、不採用通知のほうが多いんです。その度に、その学生さんが他で就職されることを願ってると思います。
    学生さんは(自分もそうでしたが)全人格を否定されたような気持ちになるかもしれませんが、全然そんなことはありません。タイミングや相性も大きいです。
    今回は人事担当者側に立って書きましたが、自分が就活生だった時はこなすさん以上に役立たずでした。だって、会社なんか入りたくなかったんですから(新人類と呼ばれていました)。

  3. ふとめの猫 より:

    こなすさま
    今後の御活躍をお祈りします(笑)。
        無限に有限事務所 猫

  4. ひよこ より:

    就活思い出します…
    どうしてもこの業界・会社に入りたいというものがなくて、企業研究もたいしてしなかったら突っ込まれて撃沈してました笑